
みなさまこんにちは。
江東区議会議員の三次ゆりかです。

1月のとある日、私の子どもや友人家族、支持者の方々と一緒に初めての「はとバスツアー」に行ってきました。
今回は池袋集合で、群馬方面へ。
朝早い集合だったので、私は前泊するほどの気合いでした(笑)。参加者の皆さんも「ちょっと朝早いけど楽しみ!」というワクワク感でいっぱい。いざバスに乗り込んで出発!
ツアーでは、かねふくめんたいパークで明太子を味わい、ガトーフェスタハラダの工場を見学。どちらもとても美味しくて、高い満足度でした。
また、帰りのバスのトイレ休憩では、野菜の直売所に立ち寄ったのですが、大根が1本100円という破格の安さで、迷うことなく購入しました。
バスツアーの良いところは、移動の手間がなく、ただ乗っているだけで色んな場所を巡れること。
観光して、美味しいものを食べて、お土産を買って、また観光して…と、一日があっという間でした。そして帰りのバスでは、爆睡する人もいれば、私のようにお話しに夢中になる人も。
今回の参加者は22名で、他のお客様と一緒のツアーだったのですが、35人以上集まれば貸し切りが可能とのことでした。
貸し切りなら、車内での交流もしやすくなり、もっと盛り上がりそうです。
次回は半年後、夏頃に開催しようと思っています。集合場所も東京駅や豊洲駅など、江東区の方々が参加しやすい場所に調整したいです。
このようなバスツアーを通じて、支持者の皆さんと交流できるのはとても嬉しいこと。
次回は貸し切りでさらに盛り上がれるよう、35人以上の参加を目指します。
また、こういった活動をきっかけに、より多くの方に「チームゆりか」の輪を広げていければと思っています。
ぜひ次回も、一緒に楽しい時間を過ごしましょう!
さて、今回のブログでは2月に決定した江東区の2025年度当初予算案のなかから私が強く推進してきた2つの事業を紹介したいと思います。
また、区民の方からご相談いただき野鳥の保護に努めた記録や、いくつかの視察についての報告もあわせてお伝えしたいと思います。
目次
予算決定の事業① 公共施設に生理用品を常備。女性が安心して過ごせるまちづくりへ
江東区では、女性がより安心して暮らせる環境を整えるため、新たに公共施設に生理用品を常備し、無料提供する事業を開始します。
この取り組みは「女性相談事業」の一環として実施され、予算額は75万円。江東区役所、豊洲シビックセンター、総合区民センターの一部の女性用個室トイレに生理用品を設置し、衛生的に管理された生理用品を、アプリを活用して無料で受け取ることが可能になります。
専用のアプリをダウンロードし登録することで、簡単に生理用品を受け取ることができます。
利用者は専用の機械にスマートフォンをかざすことで、無料で必要な生理用品を受け取れる仕組みです。このアプリは女性の健康管理支援を目的としており、単なる物資提供にとどまらず、女性の健康をトータルでサポートするツールとしても活用されます。
社会において女性に求められる役割が多様化する中、行政による積極的なサポートが必要不可欠です。
この取り組みを通じて、女性特有の健康課題に寄り添い、誰もが安心して暮らせるまちづくりを推進し、女性がありのままの自分を大切にしながら、前向きに社会生活を送れる環境を整備することを目指します。
また、女性の活躍をさらに促進するための一助になると願っています。
取り組みのスケジュールとしては、令和7年4月から設置が開始され、令和7年6月より本格的に運用が始まる予定です。
この新たな試みが、多くの女性にとって安心と快適さをもたらすことを期待しています。
学校への生理用品の無料提供に向けた取り組みと課題
私はこれまで、生理用品の無料提供についてさまざまな活動に取り組んできました。特に「レッドボックスジャパン」との連携を通じて、生理の問題に取り組んできた経緯があります。
生理用品の無料提供は単なる貧困対策として捉えられることが多いものの、それだけに留まらない重要な意義があることも強調したいポイントです。
また、江東区では学校への生理用品の設置が長らく課題となってきました。
先先代の区長は男性であり、生理用品の設置に対して「男子生徒がいたずらするのではないか」といった懸念を示していたため、なかなか実現しませんでした。しかし、現在の区長の考え方についてはまだ明確な方針は示されていませんが、少しずつ変化が見られています。
最近の議会答弁では、江東区内の一部の学校ではすでに生理用品が設置されていることが明らかになりました。
区立の小学校と中学校で、一部の学校が自主的に取り組み、10校に生理用品が設置されています。これらは生徒主導の活動によって実現しており、今後も生徒さん自身が声を上げることで、さらなる設置が期待されます。
生理用品の設置が進むことで、より多くの生徒が安心して学校生活を送れる環境が整います。今後は公共施設への設置とともに、学校への普及もさらに進めていく必要があります。
生徒のみなさん一人ひとりがこの問題に関心を持ち、声を上げることが、より良い環境づくりにつながるでしょう。
予算決定の事業② 周産期のグリーフケア事業がスタート
流産や死産を経験された方々への支援として、23区初となる専門機関によるグリーフケア事業が開始されます。
今回の取り組みは、精神的な負担を軽減し、安心して相談できる環境を整えることを目的としています。
令和6年6月に改正された子ども・子育て支援法により、「妊婦のための支援給付」制度が創設されました。
この制度の対象には、流産や死産を経験した方々も含まれており、給付申請のために区を訪れた際に、相談を希望するケースが増えると予想されています。
そこで、予期せぬ悲しみに直面した方々に対し、より一層の心理的支援を提供するため、本事業が実施されることになりました。
グリーフケアとは、大切な存在を失ったことによる喪失感や悲しみに寄り添い、心のケアを行う支援のことを指します。
本事業では、専門機関で実施されるグリーフカウンセリングの初回費用を助成し、区内の産科医療機関などでグリーフカード(パンフレット)を配布します。また、専門機関の講師を招き、窓口対応を行う職員への研修を実施することで、より充実した支援体制を整えます。
行政機関や医療機関が連携し、流産・死産を経験した方々の精神的負担を少しでも軽減できるようにすることが、この事業の大きな目的です。
令和7年3月には区のホームページで周知を行い、4月から本格的に事業が開始される予定です。
ベランダに迷い込んだカイツブリを救いたい!ご相談を受けたのちの対応
先日、私のもとにこんな相談が寄せられました。
「三次さん、東陽町近くに住む会社の同僚の家のベランダに、カモのような鳥が昨日から迷い込んでしまい、かなり弱っているようなんです。野鳥センターに連絡したところ、区役所に相談するよう言われたそうですが、ちょうど三連休で区役所は休み。どうしたらいいか困っています……。野鳥なので勝手に触ることもできず、このままだと死んでしまうかもしれません。」
以前、仙台堀川公園で「ミゾゴイ」という珍しい鳥が発見された際には、警察が保護し、飼い鳥だったことが判明して返還されたケースがありました。
しかし、今回警察に相談したところ、「拾得物ではないため保護できない」とのこと……。
せめて連休が明ける火曜日まで頑張ってほしいと祈るしかないのでしょうか。よりによって三連休に迷い込んでしまうとは……。
野鳥の小さな命を守るために施された懸命の措置。しかし結果は・・・
以上のようなご相談を受けて、私は鳥の発見者さんと野鳥の保護に詳しい区民の方とともにLINEを通じて対応を検討しました。
まず、発見者の方は、鳥がまだ生きているものの、衰弱していることを確認したため動物病院への搬送を検討されます。
さらに、鳥が少しずつ移動しているものの、鳴き声が弱くなっていることを報告。
その後、野鳥の保護に詳しい矢部さんや獣医師をはじめとした専門家の方々と協議を重ね、救助の手順を確認しました。なお、野鳥を適切に保護するためには環境局への届け出や獣医師の指導が必要です。
矢部さんの尽力で、動物病院と獣医師への連絡が完了。鳥を運ぶためのダンボールの準備や、感染症予防のためのマスクや手袋の着用が推奨されました。
また、家庭内で他の鳥と接触しないよう隔離措置も取られました。
区民の方の協力を得て、鳥は適切な環境のもとで診察を受けることになりました。診察の結果、「アカエリカイツブリ」であることが判明し、外傷が原因で衰弱していた可能性が高いとされました。
その後、獣医師のもとで保温と輸液が施されるなど最善の処置が行われました。
しかし、残念ながら野鳥は翌朝息を引き取ることに。
区民の方によると、後頭部から頸部にかけての裂傷が大きく影響していたようです。
保護に関わった皆様の努力にもかかわらず、自然の厳しさを痛感する結果となりました。
今回の出来事を受け、行政の対応体制の整備が必要であると強く感じました。特に休日や夜間の緊急対応が十分でないため、この点について関係者と議論を進め提言を行う予定です。
小さな命を救うために、多くの方々が協力し、迅速に動いたことは大きな意義があります。今回の経験を活かし、今後の野生動物保護に役立てていきたいと考えています。
関わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。
東京メトロ研修センターを視察!地下鉄の裏側を体験
最後に、新木場にある東京メトロの研修センター視察の報告です。
私は地下鉄8号線の延伸に関する委員会に所属しているため、その関係で訪問する機会を得ることになりました。
この研修センターはとにかく規模が大きく、都営地下鉄や東京メトロの職員が研修を受ける施設になっています。
驚いたのは、施設内に本物の駅があること。さらに、本物の電車やホーム、改札、階段まで設置されており、実際の駅とほぼ変わらない環境が再現されていました。
残念ながら写真撮影は禁止されていたため、その様子をお見せすることはできませんが、非常ボタンの操作や、さまざまな設備の体験ができる場所でした。
研修センター内には、3つの架空の駅が設置されており、この区間で運転の練習が行われているとのこと。さらに、駅のホームや構内の構造を学ぶために、壁や柱、天井、床の一部が透明になっており、電気配線の仕組みなども見えるようになっていました。
また、駅員さんが対応の訓練を行うための施設もあり、負傷者や乗客対応の練習をする様子を見ることができました。
視察中に話題に上がったのが、「この施設を一般公開して、鉄道テーマパークにしたら面白いのでは?」という意見。
確かに、鉄道ファンにはたまらない空間ですし、お金を払ってでも見たい人は多いはず。線路の上を実際に歩けるという体験も、普段では絶対にできない貴重な経験でした。
施設の屋上からは、葛西臨海公園やディズニーランドまで見渡せる素晴らしい景色が広がっていました。逆光のため写真は上手く撮れませんでしたが、都内にこんな開放的な場所があるのは新たな発見でした。
今回の視察を通じて、普段利用している地下鉄の裏側を知ることができ、改めて鉄道の重要性や安全対策の大切さを実感しました。
江東区の特別支援学校の細やかな配慮と支援
江東区内の特別支援学校にも、視察に出向きました。
区内には4つの特別支援学校があり、各校を訪れて実際の取り組みを見学しました。
特に印象的だったのは、青海の特別支援学校でのバスの送り迎えの様子。知的障害のある子どもたちが登校する際、バスは6台到着し、それぞれのバスが到着した後に門が閉められ、状況が確認されるまでバスのドアが開けられません。
全員がバスの中で待機しているという徹底した安全管理の様子を目の当たりにしました。先生たちはバスの到着後、子どもたちを迎えに行き、丁寧に誘導していきます。
このような管理体制に触れることができ、改めて特別支援学校の現場の細やかな配慮に感動しました。
さらに、墨田区の特別支援学校では、性教育を推進するために取り組んでいる校長先生とお話をしました。保護者の意見も取り入れながら、0か100かの極端な教育的アプローチではなく、バランスの取れた方法で進めていこうという姿勢がとても印象に残りました。
東陽の東京都立江東特別支援学校では、学校内にカフェが設置され、地域開放もされています。
そこでは、学校の生徒たちがカフェの運営を行っている様子を見ることができ、地域と学校のつながりを感じることができました。
驚いたのは、そのカフェの価格が非常に安かったことです。しかし、利益を上げることは許されていないという制約があり、そのあたりの運営に関しても学校側が工夫をしていることが伺えました。
保護者が安心して働けるように、ミーティングスペースの提供なども行われていのも印象的でした。
これらのスペースには補助金が支給されたうえで、設置されているそうですが、大人には少し窮屈に感じることもあるようで・・・・。
このように、特別支援学校での取り組みを直接見て、どれも子どもたちのために何ができるかを常に考えている姿勢に感銘を受けました。
今後も、これらの学校での取り組みがさらに充実していくことを期待しています。
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