みなさまこんにちは。
三次ゆりかです。
去る2026年2月8日に実施された第51回衆議院議員選挙に、日本維新の会公認候補として出馬。それに伴い、江東区議会議員を自動失職いたしました。
結果は残念ながら落選。
すべては私の力不足であり、悔しさと不甲斐なさで胸がいっぱいです。
選挙期間中は、多くのボランティアの皆さま、そして区議会議員時代から支えてくださった支援者の皆さまに、想像を超えるご支援をいただきました。また、私に期待を込めて大切な一票を託してくださった皆さまに心から感謝を申し上げます。
同時に、そのご期待にお応えすることができなかったことには大変申し訳なく思っています。
突然の出馬表明に、驚かれた方もいらっしゃったと思います。江東区議会議員としての私に陳情やご相談を寄せてくださっていた方の中には、戸惑いを感じられた方もいらしたかもしれません。
それでも私は、この衆議院議員選挙に挑戦したいという強い決意がありました。
今回のブログでは、出馬にかけた私の想い、そしてこれからの歩みについて率直な気持ちをお伝えしていきたいと思います。
目次
衆院選への出馬に至った経緯と動機
そもそも私が政治家を志した原点は、あくまでも大切な地元・江東区にありました。
また、今も子育てに奮闘する一人の母親ではありますが、かつては時間にも心にも経済的にも余裕がなく、社会の仕組みの中で孤立感や不安を抱えた経験があります。
区内での保育園探しに奔走し、仕事と家庭の両立に悩み、誰にも相談できずに涙をこらえた夜もありました。そうした実体験があったからこそ、子育て支援や教育環境の充実、働く親世代へのサポートを本気で前に進めたいと思い政治の世界に飛び込みました。
そして、2015年に江東区議会議員として初当選してから、およそ10年。
私は「子育てしやすい江東区」「安心して暮らせるまちづくり」を掲げ、区民の皆さまの声に耳を傾け続けてきました。
子育て支援政策の拡充はもちろん、高齢者福祉、防災対策、教育環境の整備、DX推進による行政サービスの向上など、暮らしの安心と快適性につながる施策を一つひとつ積み重ねてきました。
議会での質問づくりのために区内を歩き、現場を見て、当事者の声を聞きました。
必要があれば全国の先進自治体などを視察し、さらには海外の事例も学びました。地方自治の現場で得た実践的な知見は、私にとって何よりの財産です。
理想を語るだけでなく、予算や制度設計という現実と向き合いながら、どうすれば江東区の発展につながる政策を実現できるのかを日々、考え続けてきました。
それでも今回、衆議院議員選挙への出馬を決意したのはなぜか。
それは、江東区での約10年間の経験と実績を、国政という舞台で生かせるのではないかと考えるようになったからです。子育て支援や少子化対策を中心に、私が取り組んできた課題の多くは、国の制度や法律と深く結びついています。地方議会でいくら工夫を重ねても、国の制度が変わらなければ前に進めない壁が存在するのも現実です。
だからこそ、現場を知る一人として、国政の場で制度そのものを変える議論に参加したい。
地方自治体のリアルな声を国に届けたい。
私の掲げてきた理想が、江東区だけでなく、日本全体を少しでも豊かで明るい方向へ導くきっかけになれば・・・。そんな思いが、次第に強くなっていきました。
また、私の夫である音喜多や、私が国政選挙にあたって支援してきた候補者が不出馬を決めたことも一つの転機でした。
私の政治理念や政策に共通点のある日本維新の会が与党として政権に加わったことも、出馬の理由のひとつです。
政治の世界では、チャンスがいつも巡ってくるものではありません。周囲の支援者の皆さまからも、「国政選挙に出馬できる可能性があるのなら、挑戦するべきだ」「三次さんの経験は、国でも必ず生きる」と背中を押していただきました。
国政選挙への出馬は、もしかすると一生に一度あるかないかの挑戦です。
家庭のこと、これまで築いてきた区政での立場、さまざまなものを天秤にかけながらも、出馬は即決しました。
江東区議会議員としての10年は、私にとって誇りです。
そしてその積み重ねがあったからこそ、衆議院議員選挙への挑戦という大きな決断に踏み出すことができました。出馬は決して軽い気持ちではありません。
地元への感謝と責任を胸に抱きながら、それでもなお挑戦を選んだ。
それが、今回の決断に至った経緯と動機です。


選挙期間中にいただいた厚いサポートと心に刻まれた地元での温かいエール
衆議院議員選挙への出馬を決めてから、選挙活動の準備は想像以上にスムーズに整っていきました。
これは本当に幸せなことでしたし、何より周囲の皆さまの支えがあってこそでした。
期間中は、ポスターの手配や事務所の設営、チラシの作成、SNSでの発信体制づくりなど、やるべきことは山のようにあります。
国政選挙は、区議会議員選挙とはまた違う緊張感がありました。それでも大きな混乱もなくスタートを切ることができたのは、支えてくださった皆さまのおかげだとあらためて感じています。
特に大きな力となってくれたのが、ボランティアとして支えてくれた私のママ友たちでした。
ママ友として、日々の悩みや喜びを共有してきた仲間たちがボランティアの中心となってくれました。チラシ配りや事務作業など、地道な作業をコツコツと進めてくれたことで、私は街頭演説や政策の訴えに集中することができました。
忙しい日々のなかで、時間をやりくりしながら支えてくれた友人たちには感謝してもしきれません。
また、国政選挙への出馬経験がある夫・音喜多のサポートも大きな支えとなってくれました。



今回の選挙は、私の政治家人生の中で初めての「冬決戦」。
冬の選挙は、冷たい風が吹きつける中での街頭活動となるため体の芯から冷えていきます。手袋をしていても指先はかじかみ、空気も乾燥しているため、喉も痛みやすかった感覚がありました。
そして、今回の選挙で忘れられないのが地元である東雲や豊洲での光景です。
私は東雲小学校の出身で、豊洲も長年活動してきた江東区のなかでも特に思い入れが強い地域。そんな東雲にあるイオン前に立ったときのことは、今でも鮮明に覚えています。

立っているだけで、「握手してください」「写真を撮ってください」「チラシください」と、次から次へと人が集まってきてくださったのです。本当に“ぞろぞろ”という表現がぴったりなくらい、たくさんの人の輪ができました。
ご年配の方もいらっしゃいましたが、特に印象的だったのは若い世代の皆さんの熱量でした。
子育て世代のパパやママ、学生さん、働き盛りの若い方々が「応援しています」と声をかけてくださる。
その瞬間、私はまるでヒーローやスーパースターにでもなったかのような、高揚する感覚を覚えました(笑)。もちろん、それは私個人に対する人気というよりも、これまで地元で積み重ねてきた活動への評価や国政進出への期待なのだと冷静に受け止めています。
選挙は厳しい結果となりましたが、その中でも感じた温かさや連帯感は、何ものにも代えがたいものです。
寒い冬の選挙戦。私の心は何度も皆さまの声や笑顔に温められました。


江東区への想いが失われることは決してない
冒頭でもお伝えしたとおり、私は今回の衆議院議員選挙への出馬に伴い、江東区議会議員を退職いたしました。
江東区議会議員としての私に期待を寄せ、日々ご相談や陳情を寄せてくださっていた区民の皆さまには、改めて申し訳ない気持ちをお伝えしたいと思います。
強い志を持って挑戦したとはいえ、区政の現場を離れることになった責任の重さは今も胸の中にあります。
ちなみに、議員を退職したことによって、私は江東区議会議員待遇者会への加入資格を得ることになりました。この会は、区議会議員として満8年以上在職した者が対象となりますが、現時点で私は加入の予定はありません。
また、多くの方から「次はどうするのですか」といったお声をいただきますが、今は一度立ち止まり、自分自身と向き合う時間も大切にしたいと考えています。
ただ、はっきりとお伝えできることがあります。
それは、江東区への想いが失われることは決してないということです。
区民として生活し、子育て世代として悩み、議員として政策を前に進めてきたこの街は、私にとって特別な場所です。
豊洲、門前仲町、砂町、亀戸・・・。どの地域にも、地元出身者としての思い入れがあります。どういった立場や手段になるかは分かりませんが、江東区の発展と区民の皆さまがより暮らしやすい街づくりに貢献したいという思いは、これからも変わりません。
突然の出馬表明だったにもかかわらず、今回の衆院選挙でいただいた票は26,546。得票率も10%を超えるほどのご支持をいただき、供託金の没収にもならずにすみました。落選という結果が揺らぐことはありませんが、たくさんのご支持をいただけたとあらためて実感しています。
同時に、私はまだまだ勉強不足であることを痛感させられました。
政策の深掘り、発信力の向上、幅広い世代への理解の広げ方など、課題は数えきれないほどあります。だからこそ、ここで立ち止まるのではなく、さらに学びを重ねながら視野を広げていきたいと思っています。
また、議員という立場を離れたことで、議会に出席して直接質問を行うことはできなくなりました。
しかし、これまで共に活動してきた同志の議員の皆さんを通じて、政策提言や課題の共有を行うことは不可能ではありません。
政治は政治家個人で完結できるものではなく、ネットワークと連携の中で前に前進していくものです。私自身が表に立てなくても、皆さまの声をつなぐ方法は、きっとあると信じています。

ですので、これまでと変わらずホームページやSNSを通じて、皆さまのご意見やご相談をお寄せいただければ幸いです。
子育ての悩み、街中で発生中のトラブル、防災への不安、教育や福祉の課題、まちづくりへの提案などなど、どんな小さな声でも構いません。江東区の未来をつくるのは、政治家ではなく、そこに暮らす皆さま一人ひとりの思いです。
「江東区議会議員」という肩書きは失われても、三次ゆりかとしての志は変わりません。
挑戦を続け、学び続け、江東区、そして日本の未来に少しでも貢献できる存在でありたい。その思いを胸に、次の一歩を踏み出してまいります。
私のこれからの活動や挑戦について
今後は、腰を据えて学びを深め、自分自身をじっくりと磨き直す時間にしたいと考えています。
その一歩として、まずは3月30日からスウェーデンとデンマークを視察する予定です。
私がこれまで強い関心を持ち、区議会議員時代から推進していたテーマに「若年層に向けた性教育の前進」と「ユースクリニックの設立」があります。思春期の子どもたちが正しい知識を持ち、自分の身体と人生を大切にできる社会をつくること。予期せぬ妊娠や性感染症、性暴力被害の予防につなげること。
これらは決して“特別なテーマ”ではなく、子どもたちの未来を守るための基盤政策だと考えています。

スウェーデンはユースクリニック発祥の国として知られています。ユースクリニックは、若者が匿名で無料または低額でアクセスできる相談・医療の公的機関。思春期の悩み、性の問題、メンタルヘルス、家庭環境の不安まで、包括的にサポートする体制は、江東区に限らず日本がこれから目指すべきモデルの一つだと考えています。
現地で実際に施設を訪れ、運営の実態や制度設計などについて学びたいと思っています。
また、Malmo Kvinnojour(女性支援センター)、QEvonhuset(売春・人身取引支援センター)、RFSU(スウェーデン性教育協会)という施設や団体へも訪問予定です。
Malmo Kvinnojouは、DVや性暴力に悩む女性と子どもを支援する団体で、実践的な支援体制を築いています。QEvonhusetでは、性的搾取に関わる人々を支援する自治体の専門的な取り組みを学び、RFSU(スウェーデン性教育協会)では包括的性教育を学びます。
いずれも、私が関心を持ち続けてきたテーマと深く重なる分野です。

一方のデンマークでもユースクリニックを訪問するほか、対話と情報提供を重視した包括的性教育についても学ぶ予定です。
デンマークの性教育は、単なる知識の伝達ではなく、「自分はどう生きたいか」「相手をどう尊重するか」を考える教育として、世界的に評価されるデンマークの取り組み。先進的な性教育を、自分の目で確かめてきます。
そしてもう一つ、新たな挑戦があります。
4月から、保育士資格取得を目指して通信課程で学び始めます。
実は私は、シングルマザーだった時期に、24時間の夜間保育があったらどれほど助かっただろうと思った経験があります。子どもの預け先がなく、夜の仕事をしながら子どもを育てる不安と葛藤。だからこそ、「自分が保育の現場を知ろう」と思い、1年弱の期間ではありますが、保育園で保育補助として働いたこともあります。
また、私が保育園時代にお世話になった担任の先生が本当に素晴らしい方で、「こんな大人になりたい」と憧れを抱いたと同時に、私は大人になったら保育士になりたいという夢も持っていました。
今回の選挙期間中に、その元担任の先生と偶然再会することができました。今も現場で子どもたちと向き合っていると聞き、胸が熱くなりました。
そして、あの頃の自分の夢を今からでも叶えたい。そう思ったのです。
また、もしも議員として復帰させてもらえる機会が訪れるのであれば、再び子育て支援政策を本気で進めたいと考えています。そのためにも、保育士としての知識を身につけ、リアルな現場をさらに深く知る必要性を感じています。
おわりに

あらためまして、このたびの衆議院議員選挙においてご協力いただいたボランティアの皆さま、長年支えてくださっている支援者の皆さま、そして私に一票を託してくださった有権者の皆さまに心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
10年間続けてきた江東区議会議員という立場を退職し、さらに国政選挙で落選という結果を受ければ、ポッカリと心に穴が空いてしまってもおかしくない状況かもしれません。
それでも不思議と前を向けているのは、私を信じ、支え、応援してくださる方々の存在を、いつも実感することができるからです。
このブログもこれまで通り継続してまいります。
社会課題についての考察はもちろん、視察の報告や学びの記録、そして時にはプライベートでの出来事も綴っていきたいと思います。私の拙い文章を通じて、皆さまと一緒に考えたり、悩んだり、時にはクスッと笑っていただけたら、これほど嬉しいことはありません。
これからも挑戦を続けていきます。
今後とも三次ゆりかを、どうぞよろしくお願いいたします。

ちなみに、以前から続けていたスナックでのお手伝いは終了しました。
今後は、「国会議事堂ツアー」などの新しいイベントを企画して、区民の皆さまとの交流機会をつくっていきたいと思います。
「イベントに参加したい」「三次と会って話してみたい」と思ってくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひメールやSNSでご連絡ください。対話や体験を通じて楽しい時間を一緒に過ごしましょう!


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