
みなさまこんにちは。
江東区議会議員の三次ゆりかです。

ありがたいことに、5月の誕生日会ではたくさんの方々にお祝いしていただいたり、家族と近所の小児クリニックで開かれた子ども祭りに参加したり、お台場海浜公園で開催されたドラゴンボートの大会に参加したりと、議員活動の合間を縫ってプライベートでの楽しみも思う存分に満喫しています。
さて今回は、最近私のもとに寄せられた相談ごとや提案を紹介するほか、今後のまちづくりに関して取り組みたい構想についてもお話ししていきたいと思います。
目次
給食室へのエアコン設置工事にともない寄せられた保護者の方々からの声

ひとつめは、小中学校の給食室へのエアコン設置に向けた動きのなかで寄せられた保護者の方々からのご相談です。
江東区には、エアコンが未設置となっている小中学校の給食室が複数あります。調理の際には火を使用するため、年間を通して室内が高温になりがちであり、特に夏場は猛烈な暑さのなかで給食をつくらなければならない環境が続いてきました。
そうした環境を改善し、調理員さんたちが心地よく健康的に給食づくりに集中できるよう、 区では給食室のエアコン設置を順次進めています。
ただ、エアコン設置の工事期間中は給食づくりを停止しなければなりません。設置にかかる期間は、おおよそ5ヶ月。保護者負担を軽減できるよう、夏休みを工事期間に充てるようですが、夏休み後からの約3ヶ月間における子どもたちの昼食は、お弁当の持参に頼らなければならないわけです。
保護者の方々に対しては、致し方ないお願い。しかし、お弁当づくりの負担は決して軽いものではありません。また給食停止中に、自身が病気や怪我になることでお弁当づくりができなくなる可能性を心配する保護者の方もおられます。
「お昼までにお持ちいただければ」と説明している学校もあるようですが、共働きのご家庭の場合、お昼前に職場を抜け出して、学校までお弁当を届ける時間を確保できるかどうかもわかりません。
何よりも、江東区では給食の無償化を継続しているわけですから、お弁当づくりに必要な費用の負担にも納得のいかない保護者の方もいます。
給食室へのエアコン設置に動いているなかで、このような不満や心配の声が上がっているのですが、私は以前から教育委員会に対し、ある要望を伝えていました。
それが、キッズクラブで実施しているような仕出し弁当の配布を、学校でも実施できるようにすることです。
当初はこの要望に対して、前向きにとらえる学校側と難色を示す教育委員会という構図になっていたのですが、現在は教育委員会でも検討が重ねられており、実際にお弁当屋さんの選定が進められているなど、少しずつ実施に向けて前進しているという状況です。
調理員さんの健康面に配慮するためにも必須である給食室へのエアコン設置。それに伴って、寄せられることになった保護者の方々の不満や心配。しばらくは課題を残したまま、エアコンの設置工事が順次進められていくことになりそうですが、なるべく早い段階で保護者の方々に納得していただける取り組みが実施されることを望むばかりです。
学生さんからいただいた喫煙所に関するアイデア

次に紹介するのは、学生さんからいただいた提案です。
先日、慶應大学3年生の学生さんとともに議員会館に出向く機会があったのですが、その場で、区内に設置する喫煙所に広告を掲出するのはどうかという提案を受けました。
具体的には、喫煙所に設置されるパテーションに企業や団体などの広告を付けるというもの。喫煙所の設置と維持にはコストがかかるものですが、この広告収入をそれらのコスト捻出に充てていくという発想です。
また喫煙される方は、少なくとも数分間は喫煙所にとどまるでしょうから、広告掲出の目的のひとつである認知効果にも期待できますし、需要は高いものと考えられます。
とても意義深い提案をしてくれた学生さんに対して感謝するとともに、早速、担当課長に提案しておきました。
議員さんから受けた「寝屋川モデル」の江東区実施提案

もうひとつ、これは、とある議員さんから受けた提案です。
現在、大阪府の寝屋川市には、いじめの調査や対応を専門とする監察課を設置し、教育委員会を通すことなく、市が独自にいじめの調査や対応を実行できる体制を構築しています。
監察課は、いじめの被害者や家族、友人、学校からの連絡を受けると、翌日までに調査を進め、いじめを受けた子、いじめた子、保護者、先生との面会を通じて、いじめの言動を早期に抑えるという試みを実施。また校長先生に対しては、いじめた子に対して出席停止や転校などを勧告できる権限を与えています。関係の改善に期待できないとして、いじめられた側の子や保護者の方が転校を希望する場合には、その費用の一部を補助するといった制度もあります。
こうした寝屋川市のいじめに関する施策は「寝屋川モデル」と呼ばれており、全国的にも注目度が高まっているのですが、今回受けた提案は、この「寝屋川モデル」を江東区でも実施してみないかというものです。
以前のブログでもお伝えした通り、私は学校のいじめ問題に対して積極的な取り組みを進めています。
「寝屋川モデル」をそのまま実施するのか、参考にした施策の立案を進めるのか、まだまだ先は見えていませんが、今後の議会や予算委員会において、学校や教育委員会まかせにはしない、行政としてのいじめ対応を提案していきたいと思っています。
ポイントは“ヤシの木” 江東区のまちづくりに向けた私の構想

さて、ここからは私が今後取り組みを進めていきたいことについてお話しします。
今年は、江東区の広報広聴課にシティプロモーション課が新設され、区の魅力ある「こと(体験)」「もの(物品)」を区内外に発信する「シティプロモーション推進事業」がスタートしました。
現在は、返礼品を活用した「ふるさと納税」の開始に向けて、中間業者のプロポーザルを実施しており、決定次第、返礼品協力事業者の募集や説明会が実施される予定です。
そんなシティプロモーションの一環として私が実行したいのが、江東区の街にもっとたくさんのヤシの木を植樹すること。江東区は、東京湾に面した街ですので、たとえば幹線道路の中央分離帯にヤシの木がずらっと並んでいると、南国感が醸し出されて、とてもエネルギッシュな街並みとして映えるのではないかと考えています。
※イメージ画像です
海、ヤシの木、そして高層マンション群が重なることによって、まるでリゾート地のような景色を演出できれば、ドラマや映画の撮影地としての活用にもつながり、歳入の増加にも期待できるはずです。
もちろん、ヤシの木というのはあくまでも例のひとつであり、この構想の本質は江東区を緑や花々に溢れた街にすること。
実現させるためにも、まずは私自身が植物に関する知識を深める必要がありますので、私が建設委員を務めていた頃にお世話になった専門家の方を頼って、これから勉強していこうと考えています。
ご相談や要望、意見について私からのお願い

最後に、私から区民の皆さまにお願いがあります。
私のもとには日々、SNSやメールなどを通じて、ご相談や要望、意見などの声が届いています。区議会議員として、皆さまとの距離を近く感じられることは嬉しいかぎりです。
はじまりは、SNSのメッセージやメールでもかまいません。私はそれらすべてに目を通しており、私の考えや対応策などについて必ず返信するよう心がけています。
ただ、それでも納得がいかない、またはもっと深くお話しをしたいとのご希望があれば、直接の面会、またはZoomやLINEのビデオ通話を用いてお話ししましょう。
リアルでもオンライン上でも、顔を合わせて話さなければ伝わらない想いや温度感があります。
また、SNSのメッセージやメールだけで繰り返しのやり取りを続けていても、確認や返信にタイムラグが生じてしまい、その間にご連絡いただいた方の想いや熱量が失われてしまう、またはご相談や要望、意見の筋が逸れてしまうといったことはよくあります。
江東区を「よりよい街にしてほしい」という皆さまの気持ちと、「よりよい街にしたい」という私の気持ちはリンクします。
ぜひ、対話を通じて皆さまが抱えておられる想いや温度感を私に伝えてください。
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